COMFORTABLE LIVING「快適な住まい」が
健康長寿の大前提

健康な暮らしは
「快適な住まい」から

私たちが健康で長く生きられるための支えは、医療に限りません。

1997年、世界保健機関(WHO)発表のジャカルタ宣言では、健康の前提要因13項目の中で、最初の 「平和」に次ぐ2番目の要因を「身を守る住居」 としました。

健康であるためには、これほど「住まい」が密接に関係しているということです。

具体的には、健康に大きな影響を及ぼすのは「快適性」であり、それは温度や湿度による温熱環境のコントロールから始まり、有機化合物やハウスダストなどによる空気汚染のない室内であることです。

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交通事故死亡者より多い
ヒートショックの死亡者数

過去には入浴 中の急死者数は約19,000人と推計されたこともある入浴中の急死者数。

高齢者に限っても、浴槽内での溺死者数は平成23年以降交通事故死者数を毎年上回っています。

これは、部屋間の温度差による血圧の変動で、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすヒートショックが大きな原因とされています。
このヒートショックが原因とみられる死亡事故は、特に冬の季節に急増する大きな社会問題と認知されています。

高齢者の「不慮の溺死及び溺水」事故による死亡者

高齢者の「不慮の溺死及び溺水」事故による死亡者のグラフ 消費者庁HP消費者への注意喚起「2018年(平成30年 冬季に多発する入浴中の事故にご注意ください)」より

ヒートショックが起きるメカニズムはコチラのブログで述べていますが、
上記の実態からは、どの室内も一定の温度に保つ温熱環境の整備が必要であることが分かります。

02

暖かい住まいと病気の関係

一般住宅から暖かい家に転居した全国1万人を対象にしたアンケート調査で、アレルギー性鼻炎、高血圧、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、糖尿病、心疾患といった疾病が劇的に改善されていることが明らかになっています。

この時の「暖かい家」というのは、平成11年制定の次世代省エネ基準をクリアした建物です。

2020年現在もこれが最新の省エネ基準のベースですが、近年の高気密高断熱住宅はこの基準をはるかに上回る高性能な建物が増えており、健康に配慮した家づくりの意識が高まってきていると言えます。

転居前と転居後のアレルギー割合

転居前と転居後のアレルギー割合のグラフ

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暖かい住まいと病気の関係

一般住宅から暖かい家に転居した全国1万人を対象にしたアンケート調査で、アレルギー性鼻炎、高血圧、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、糖尿病、心疾患といった疾病が劇的に改善されていることが明らかになっています。

例えば、喘息アレルギーが3歳までの小さな子供に多いのも、 彼らは大人よりも長時間家にいる事が多く、空気よりも比重が重い有機化合物が蓄積しやすい床に近い空気を吸うので、健康被害が出やすいのだという意見もあります。

この様な健康に影響を及ぼす空気質は、新建材を多用した建物だけでなく自然素材を謳った家づくりでも発生しています。
なぜなら、多くの自然素材住宅では、目に見える仕上げだけ自然素材とし、
その裏の下地材や建物の骨組みである構造材に様々な有機化合物を含む新建材(工業化製品)を使用していることがほとんどだからです。

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家で健康に暮らすため、家づくりは
温熱環境と空気質にこだわる

これまで見てきた通り、家で健康に暮らし続けるには、建物全体の気密断熱性を上げて温熱環境を整えることで室内間の温度差をなくし、ヒートショックや結露によるカビ、ウイルスの発生を防ぐこと。

そして、細部までこだわった無垢材、自然素材の使用で空気質を清浄に保ち、体内への有害物質蓄積を避け、アレルギーを始めとするシックハウス症候群を予防することが大切です。

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0次予防の家づくり

現在の医療の考えの主流は、発症した疾病に対して行う対症療法です。
医療の視点による予防の考えは、

健康的な日常生活を送る「1次予防」
健診等での早期発見・早期治療を行う「2次予防」
リハビリや重症化防止を行う「3次予防」

ですが、これでは、2次予防の段階での病気発見は、既に健康を害していることになります。

ここで、そもそも病気にならない身体づくりを目指す考えとして、 医療以外の分野とも連消して実施する
0次予防」と言うものがあります。

例えば、医療施設が整った都会よりも、標高の高い無医村地域に住む人の方が長生きである調査結果があり、これは、都会よりも無医村地域の方が、ダイオキシンやトルエンの濃度が低いからと推測されています。また、長生きする人のタイプは、やや小太り(BMI24~28)で、
総コレステロール値が高め(250~290㎎/dl)であるという調査結果もあります。

(出典 ピンピンコロリの法則[改訂版] 星 旦二)

この様な考えでみると、温熱環境と空気質に優れた家では、そもそも病気になりにくく、
長く健康に過ごすことができるので、この0次予防を実現する家づくりであると言えます。